愛犬と一緒に暮らしていくために大切なことが「しつけ」になります。
犬のしつけは、子犬から、いや家に来た時からはじめましょう。
トイレやおすわりなどのセルフコントロール、キッチンに入らないなどの家庭のルールなどいろいろありますが、特に成犬になって困らないために、『主従関係』は早い段階で身につけることが、とても重要になります。
今回は、主従関係のポイントや主従関係ができているか簡単チェック方法についてお話していきますね。
なぜ、主従関係が大切なの?

ずばり!主従関係はめちゃくちゃ大切です!
犬は、その習性で群れを作って、生活するという本能を強く持っていますが、その中でも優劣を付けてリーダーの指示に従う生きものです。
これからは一緒に生活する飼い主を含む家族がその「群れ」となります。
ぜひ、あなたがワンコのリーダーとなって、群れを引っ張っていきましょう。
仮に「自分よりも人間の方が下」だと子犬に思われてしまうと、言うことを聞かず周囲に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
しつけに主従関係は必要なの?

散歩に連れて行った場合など、他人を威嚇したり、粗相をしてしまうのはなぜだと思いますか?
犬自体に問題があると多くの人は思うかもしれませんが、そのような問題を起こす原因は犬の問題ではなく、飼い主によるしつけがちゃんとできていないことが問題なのです。
具体的に主従関係ができていない場合は、まず飼い主の言うことを聞かずに無視するようになります。
そして、自分が下の者(飼い主やその家族)を守らなくてはならないと常に警戒態勢となり、家の中の生活音はもちろんのこと、外の車やその他の音に過剰に反応してしまいます。
そのため、情緒不安定になってしまうこともあるなど犬にとっても生活しにくい環境となってしまうことから、そのようなことのないように飼い主と子犬の間にしっかりとした主従関係を築くことが必要となっています。
主従関係を身につけるためのしつけ方法

犬の要求に応えない!
主従関係を身につけるためには、まず「犬の要求に応えない」ことが重要なポイントです。
犬から「遊んで」「散歩に連れて行って」と要求されることがありますが、それに応えていると犬は自分がリーダーと勘違いしてしまいます。
飼い主から散歩に誘ったり遊んであげて、そのご褒美をあげたりすることで、犬は飼い主に決定権があるのだと自覚します。
可愛がるときは全力で可愛がり、叱るときは犬から見て別人のように振る舞うことで、犬は可愛がってもらいたいために、飼い主が嫌がるようなことをしなくなります。
散歩に関してもある程度時間を決めておくことは必要ですが、飼い主の都合で散歩させることで主導権は自分にはないと感じて服従心を高めることができます。
寝る特は一緒に寝ない!
犬を自分の布団やベッドに入れて寝させている人も少なくありませんが、一緒に寝かしてしまうことで犬は自分も人間と思い込み、一緒に寝ている人を同等だと感じてしまいます。
人間の布団やベッドに入れることは止め、犬用のベッドやハウスで寝かせるクセをつけることが大切です。
主従関係が身につけるか簡単チェック!

このように日常を過ごすことで自然と主従関係は身につきますが、どの程度身につけているかを簡単にチェックできる方法がいくつかあります。
チェック①犬の名前を呼ぶ
そのひとつが「犬の名前を呼ぶ」ことで、名前を呼んですぐに反応して飼い主の元にくるようであれば関係は築けていると考えてよいでしょう。
チェック①犬の体を仰向け
次に、犬の体を仰向けにしてみます。
私たちにとっては、仰向けに横たわることはなんら問題ないことですが、動物にとっては防御することのできない急所のひとつです。
仰向けにしても嫌がらず、急所であるお腹をむき出しにして触らせてくれるような状態であれば飼い主を信頼している証拠であり、飼い主の方が優位にある、ということを犬が理解していることを示しているので主従関係がしっかりできていると言えるでしょう。

犬と主従関係を簡単に身につける方法のまとめ【しつけ】
いかがでしたでしょうか。
犬は自分が飼育されているペットだとは思っておらず、同じ「群れ」の中の一員と考えています。
主従関係を身に付ける方法として、以下のしつけが大切です。
- 犬の要求に応えない!
- 一緒に寝ない
常に犬の順位が一番下になるようにすることは飼い主の責任でもあるため、子犬のうちからしっかりと覚えさせるようにしていきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。