とうとうインフルエンザが流行時期がやってまいりました!
冬に大流行をすることがある病気として「インフルエンザ」と「風邪」があります。
どちらも寒い時期になるとかかりやすい病気ので、なかなか区別がつきにくいです。
そうなると、会社や学校を休んで病院に行くべきかどうか、悩みますよね。
またインフルエンザでも高熱が出ないケースがあり、悪化してから病院に行く人もいます。
今回は、「インフルエンザ」と「風邪」のそれぞれの原因と症状について調べてみました。見分け方も伝授しますので、ぜひ最後までご覧下さい。
インフルエンザってどんな病気!?
インフルエンザの原因はなに?
インフルエンザの原因は、インフルエンザウイルスに感染するため発症します。
このウイルスは抗体を作るための元となる物質「抗原」のタイプによって「A型」「B型」「C型」という3種類に分類することができます。性質が変化、つまり変異してA型やB型の亜種・新型が出てくることもあります。
新型というと、2009年に新型インフルエンザ(A/H1N1)が大流行したとき、お店からごっそりと「マスク」がなくなったことがありましたよね!
インフルエンザはどうやって感染するの?
では、インフルエンザはどうやって感染するのかというと・・・
- インフルエンザに感染した人がくしゃみをしたとき、その飛沫を吸い込んでしまう。
- ウイルスが付いたドアノブやタオルなどに触れてしまい、鼻や口から体内に入ってしまう。
なので、急激に全身に倦怠感症状が出てきます!
感染したときの潜伏期間は?
インフルエンザウイルスに感染したときの潜伏期間は、およそ1日~2日です。
インフルエンザの症状は?
インフルエンザの症状は、38度~40度くらいの高熱が3日~4日続きます。
悪寒や倦怠感・筋肉痛などの全身に症状が出て、その後、喉の腫れ・痛み、鼻水など呼吸器症状が遅れて出てきます。
悪化することがなければ、1週間から10日で症状は治まります。
症状が悪化すると合併症を引き起こし、気管支炎やインフルエンザ肺炎のほか脳症など命を落とす病気になる場合もありますので注意が必要!
インフルエンザの検査方法とは!
病院に行ったとしてインフルエンザか風邪かというのは検査で比較的すぐにわかります。
鼻に綿棒を入れて検体を採取したら、それに試薬をつければ検査ができます、5分から15分程度で反応が出てきます。
体内でウイルスが十分に増殖していなければ検体に試薬をつけても反応が出ずに「陰性」と判断されることがあります。
正確な検査ができるのは、発症から12時間後ということなので、万全を期したいのであれば高熱や筋肉痛などの全身症状が出てから、しばらく様子を見てから病院へ行き、48時間以内に薬を処方してもらえるようにすることです。
ただ、体力のない子供や高齢者は症状が早く進行することもあるし、検査で陽性ではなくても薬の処方をしてくれる場合もあるので、早めに受診しましょう。
風邪ってどんな病気!?
風邪の原因はなに?
風邪の原因は、アデノウイルスやコロナウイルスなど様々なウイルスによって引き起こされます。
風邪はどうやって感染するの?
では、風邪はどうやって感染するのかというと・・・
・インフルエンザと同じく、ウイルスがついたものに触れてしまい体内に入ってしまう。
インフルエンザと違うところは、空気感染や感染者のくしゃみで出た飛沫を吸い込むことで感染することは殆どありません。
感染したときの潜伏期間は?
潜伏期間は感染するウイルスによって変わってきますが、最も多いのは、およそ2日~4日程度です。
風邪の症状は?
風邪の症状は鼻水、くしゃみ、喉の痛みなど呼吸器症状となっており、熱も出たとして微熱の37℃から38℃です。
インフルエンザと風邪の見分け方は?
これらのことを踏まえて、インフルエンザと風邪との見分け方は『全身症状があるのか』が一番わかりやすいです。
高熱が出て筋肉痛や倦怠感を感じられるようであれば、「インフルエンザ」と疑って下さい!
どちらも同じようにウイルスに感染することで発症するものですが、インフルエンザの薬はインフルエンザウイルスを退治するための抗ウイルス薬であって、風邪の原因であるウイルスに対しては効果がありません。
薬局やドラッグストアで販売されている風邪薬は喉の腫れや鼻水など呼吸器症状を緩和するため薬となります。インフルエンザは風邪薬で症状は和らいでも根本的な治療にならないので要注意です。
インフルエンザかもと思ったら、すぐに病院に行って薬を処方してもらいましょう。
インフルエンザと風邪との違いのまとめ
インフルエンザや風邪の感染経路はどちらも接触により体内に侵入します。
全身に倦怠感症状があればインフルエンザと疑って、すぐに医師に診てもらいましょう。
また予防として、「うがい」「手洗い」「マスクの着用」でしっかりと感染を防ぐようにしていくことが大切です。
特に妊婦さんやご高齢の方がいるご家庭は十分気をつけて下さいね。もちろん受験生や病気をされている方がいるご家庭も多いと思いますので、まずは予防を徹底しましょう。